Q卜部

ポケモンカード旧裏 研究と備忘録

【デッキ構築】黄金のデッキを求めて


気まぐれ旧裏ブログをHatenaに移行したので、

記念に最近の迷走の様子を文字に起こします。

 

1.はじめに

人のデッキを眺めるのが好きなのですが、ふと美しさを感じる瞬間があります。
コンセプトに合ったカードチョイスとカード配分によるものとふんわり考えてましたが、
ある方のデッキを見ているときもっと本質的な何かを感じ取りました。

 

f:id:decape:20191005012659j:plain

 

これは2016年冬の関東で行われたオフで優勝した方のデッキ(レギュレーション:新殿堂)です。
この頃はマサキ+眼とクルミ+オーキドで回しウツギを2~3枚に留め、ドローを止めない±16枚構成が浸透されてましたが、
このデッキはドロソ総数13枚という少ない枚数かつウツギ4枚という構成で優勝を勝ち取り一同が驚かされた記憶があります。
グドラをメインに盤面を有利に進められるエリカのウツボットを置き、この時期採用が増えていたコラッタ(R)狙いのヤミカラス+マダツボミ塔での勝ち筋を作り、
苦手とする鋼にはリムーブを刺し、エリカのマダツボミ(ジム拡張1)と悪エネプラパ突風でプテラ(化石)もみられ、低火力のお伴エイパム入りという隙のないデッキでした。

そしてこのデッキから放つ美しは何か、以下の様にみてみると…(数値は枚数、カッコは補足)

 

 1:超エネルギーリムーブ(殿堂★★★★)
 1:突風(殿堂★★)、リサイクルエネルギー(殿堂★★)
 2:ポケモンセンター(杉並で殿堂入り)
 3:特殊エネルギー/ヤミカラス(杉並で殿堂入り)
 5:基本エネルギー/マサキ+クルミ(博士タッチドロソ)
 8:エネルギー総数/逃げる0たねポケモン/オーキド+ウツギ
 13:ドローソース
 20:ポケモンカード総数
 32:トレーナーカード総数

 

なんかフィボナッチ数列に近い!!!!111!!
これは古来より人が美しさを感じる黄金比が内包されているのでは!?!??!?!??

f:id:decape:20191005012928p:plain

という旧裏の彼岸みたさから出た気の迷いにより起こされた妄想です。
お付き合いいただける奇特な方がいましたらそのままお進みください。

 


2.タイプ分け
「1.はじめに」で触れたデッキの内訳枚数に当てはめた、カードの分類をざっくり以下に並べます。

 ・殿堂カード
 ・エネルギーカード(基本/特殊)
 ・ポケモンカード(ベイビィ/たね/進化/デッキコンセプトに合うカード)
 ・トレーナーカード(ドロソ/デッキコンセプトに合うカード)

この分類を先の数列で現れる数に寄せて組むことを想定し、
いくつかデッキタイプを考えてみます。

 

Ⅰ.エネルギー小、ポケモン
 1:殿堂カード
 1:殿堂カード
 2:トレーナーカード(デッキコンセプトに合うカード)
 3:特殊エネルギー
 5:基本エネルギー
 8:エネルギー総数
 13:トレーナーカード(ドロソ)
 21:ポケモンカード総数
 34:トレーナーカード総数

参考として提示したデッキのタイプです。
少ないエネルギー枚数、
多いポケモンカード総数が特徴的です。
参考としたデッキの殿堂カードは、超エネルギーリムーブ/突風/リサイクルエネルギー。
2枚の部分は提示したデッキではポケモンセンターが入ります。


Ⅱ.ポケモン少、トレーナーカード多
 1:殿堂カード
 1:殿堂カード
 2:特殊エネルギー
 3:-
 5:ポケモンカード総数(たね)
 8:トレーナーカード(デッキコンセプトに合うカード)
 13:エネルギー総数、トレーナーカード(ドロソ)
 21:トレーナーカード(ドロソ+サーチ+リサイクル)
 34:-

参考デッキ作成者の別のデッキ構成(Rサンライコウ)を参考にしたタイプです。
たねポケモンのみで組まれた少ないポケモンカード総数と、
大量のトレーナーカードが特徴的です。
殿堂は、R団のサンダー、突風、鋼エネ*2。
8枚の部分は、例えばきのみ+ディフェンダーが入ります。


Ⅲ.トレーナーカード小、エネルギーカード多
 1:殿堂カード
 1:殿堂カード
 2:トレーナーカード(トレーナーサーチ)
 3:ポケモンカード(メインアタッカー)
 5:ポケモンカード(サブアタッカー)
 8:トレーナーカード(ポケモンサーチ)
 13:ポケモンカード(総数)、トレーナーカード(サーチ総数)
 21:-
 34:エネルギーカード総数

参考デッキ作成者の別のデッキ構成(ry
大量のエネルギーカードと少ないトレーナーカードが特徴的です。
エンテイファイヤーが例となります。
殿堂は、錯乱ジム/ミニスカート/ブビィ。

 

Ⅳ.バランス
 1:殿堂カード
 1:殿堂カード
 2:トレーナーカード(デッキコンセプトに合うカード)
 3:ポケモンカード(デッキコンセプトに合うカード)
 5:トレーナーカード(博士タッチドロソ)
 8:トレーナーカード(博士2種)
 13:エネルギーカード総数、トレーナーカード(ドロソ)、ポケモンカード(総数)
 21:-
 34:-

参考デッキ作成者の別(ry
各構成要素がバランスよく割り振りされています。
わるいゲンガーデッキが例となります。
殿堂は、超エネルギーリムーブ/突風/ダウジングマシン(杉並2018年ver)。
3枚の部分は、エネルギー吸収ミュウツーです。

 

以上のように、ムリヤリ内訳枚数に当てはめタイプを分けてみました。

 


3.検証
前項のデッキタイプから、手持ちのデッキの中でパッとしないデッキに対し適用してみます。

再構築対象のデッキはメガニウム(neo1)を抜いたメガバナを意識して構築を始め、
ミュウツー(エネルギー吸収)を利用し2~3ターン目に60打点出すことを目標と設定したデッキです。
実際対戦してみると2ターン目までに行うことに必要なパーツと使用タイミングがシビアであり、
目標達成できないとそのまま押し負ける脆さがあり勝率は低いデッキでした。
このデッキをデッキタイプ:バランス型の配分に多少寄せて再構築した結果が以下となります。

f:id:decape:20191005014348j:plain

 1:逆指名
 1:ポケモンセンター
 2:パソコン通信
 3:学習装置(バナが前張るので場にエネを残す目的)
 5:入れ替え系トレーナーカード(エネ吸収後のミュウツー下げ目的)、博士タッチドロソ
 8:ポケモンカード(たね)、博士2種
 13:ポケモンカード(総数)、エネルギーカード(総数)、ドロソ
 21:-
 34:トレーナーカード(総数)

 

おぉ、なんかいい感じにまとまった…?
ということで9/28に開催された杉並旧裏オフ1.5回で試してみたところ、

 

全 敗

 

1回戦目⇒ドロソこず2ターンキル
2回戦目⇒ドロソこず2ターンキル
3回戦目⇒3ターン目でもソラビ打てない盤面で押し切られる

 

美とはいったい・・・うごご

 

ドロソ13枚は少ないためパソ通2と新ポケモン図鑑を入れても2回連続で事故りました。
ドロソ事故ない対戦でもうまく回らずコンセプトは空振り。
序盤やりたいこと詰めすぎではという指摘があり、まったくその通りでございます。

コンセプトから見直しが必要そうです。

 

と、今回はいまいちな結果に終わりましたが、煮詰まったデッキの解決へのアプローチとして使うときがあるかもしれません。多分。きっと。

なのでもう少しにこのガバ構成に囚われつつ迷走すると思います。


おわり