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ポケモンカード旧裏 研究と備忘録

メタモン(シート赤)をあじわう①

1. メタモン(シート赤)って何?

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1-1 メタモン(シート赤)とは  
 ・「メタモン」という名前である。 
 ・Lv15である。 
 ・無色ポケモンである。 
 ・たねポケモンである。 
 ・HP40である。 
 ・「[特殊能力]すごいへんしん」を持っている。 
 ・ワザを持っていない。
 ・逃げるコストが1である。 
 ・弱点が闘である。 
 ・抵抗力が超である。 
 ・身長0.3m、体重4kgである。

簡単な紹介として、
1998年に発売された拡張シート(赤)に封入されている。  
メタモン(化石)と比較すると、コイン運は絡むものの、変身先を任意に選択できる強力な能力を持つ。  
錯乱ジム、マチスの秘策、タケシのキュウコンと並び、その長すぎるテキストが特徴的。 
なおイラストレータは個人的イチ押しにしだあつこ氏。  



1-2 「へんしん」って何?
「へんしん」について、今一度詳細を確認。

=== オフィシャルブック(ポケモンの変身)より抜粋===
[特殊能力]へんしん 
  バトル場にいるかぎり、このカードは、相手の対戦ポケモンと同じカードとしてあつかわれる。 
   
  ただし、「進化・退化」はできず、引き続き、この「へんしん」の力を持っている。 
   
  「エネルギーカード」は、このカードについているかぎり、「草・炎・水・雷・超・闘・悪・鋼」の、 
  どの「色(タイプ)」のエネルギーとしても、あつかわれる。 
   
  このカードがバトル場をはなれたき、「ねむり・マヒ・こんらん」状態のとき、この力は消え、 
  このカードはメタモンにもどる。


ポケモンのへんしん
・変身しているポケモンは、変身の対象となっているポケモンを構成しているカードのうち、
いちばん上にあるカードに書かれている内容を、すべて持っており、変身前のポケモンを構成しているカードのうちのいちばん上にあるカードに書かれている内容は、すべて失われます。

・ただし、変身しているポケモンは、変身の対象となっているポケモンと同じ名前のポケモンとしてもあつかわれますが、同時に、変身する前の名前(自分自身の名前)のポケモンとしても扱われます。

・また、変身しているポケモンは、変身の対象となっているポケモンの種類(「ベイビィポケモン」「たねポケモン」「進化ポケモン」)
と同じ種類のポケモンとしてあつかわれますが、同時に、変身前の自分自身の種類のポケモンとしてもあつかわれます。

・変身しているポケモンは、変身の対象となっているポケモンが受けているダメージ、特殊能力、持続する効果のいずれも持っていません。
また、変身の対象となっているポケモンについているエネルギーカードやトレーナーカードも、変身しているポケモンにはついていません。
ダメージ、特殊能力、持続する効果は、変身前の自分が受けていたものをそのまま受け継ぎ、エネルギーカードやトレーナーカードも、変身前の自分についていたものがそのまま受け継がれます。

ポケモンが変身したり、もとに戻ったりしても、「新しく場に出たポケモン」としてはあつかわれません。同じポケモンとしてあつかわれます。

・「ポケモンの変身」は「ポケモンの進化」とは異なります。

・進化していたポケモンがもとのポケモンにもどることは、「ポケモンの進化」とは異なります。
・ワザや、使用を宣言するタイプの特殊能力や、トレーナーカードが使われたとき、それを使ったことによって起こるすべてのことがらが終了するまで、変身の状態は変化しません。
===

「すごいへんしん」の場合、上記の[特殊能力]へんしんの項目の「相手の対戦ポケモン」は「場にいる選んだポケモン」と変換して解釈。

ではメタモン(シート赤)は実際どんな動きができ、何に注意すべきか以下に表してみる。


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@自ターン開始時の状況
 相手のバトル場:イワーク(neo1):ダメカン0:エネ闘1
 自分のバトル場:メタモン(シート赤):ダメカン0:エネ0:(いやなおと状態)
 自分のベンチ:タマタマ(J)

@自ターン終了時の状況
 相手のバトル場:イワーク(neo1):ダメカン40:エネ闘1
 自分のバトル場:メタモン(シート赤):ダメカン0:エネ無2:(いやなおと状態、タマタマ変身)
 自分のベンチ:タマタマ(J)

@「すごいへんしん」の効果
 ・自分のベンチにいるタマタマ(J)に変身
 ・無色2個エネルギーが草2個のエネルギーとして扱われる

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@相手ターン終了時の状況
 相手のバトル場:ハガネール(neo1):ダメカン40:エネ闘2
 自分のバトル場:メタモン(シート赤):ダメカン40:エネ無2:(タマタマ変身)
 自分のベンチ:タマタマ(J)

@「すごいへんしん」の効果
 ・持続する効果は変身後も引き継がれ、いやなおと+たいあたり=40となる

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@自ターン終了時の状況
 相手のバトル場:ハガネール(neo1):ダメカン40:エネ闘2
 自分のバトル場:なし
 自分のベンチ:ナッシー(J)

@「すごいへんしん」の効果
 ・変身しているポケモンは、変身の対象となっているポケモンを構成しているカードのうち、
いちばん上にあるカードに書かれている内容を、すべて持つ。つまり、ベンチのタマタマを進化させれば、変身しているメタモン(シート赤)はナッシーとなる。
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※2018/4/9追記
一般にポケモンが進化したときは進化前と別ポケモンあつかいなので、
すごいへんしんのモデルが進化した場合、変身のモデルが場をはなれたとされ
すごいへんしんは解除されるのでは
…にるよめさんによる見解
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 ・変身はバトル場のみの効果、ベンチに戻るとメタモン(シート赤)に戻る。


1-3 所感
「へんしん」は何といってもエネルギーカードがどの色でも扱えることが強み。
周知の通り、変身先をコダック(化石)にすればエネ1でワザ2つ使えるし、
ひかるライチュウにすればエネ4でバトル場40+ベンチ40(ワザのコスト満たしつつ自身の水エネのカウントもされる)出せるし、ホウオウ(PF)はエネ4で110(ワザ基本ダメ30+8色)出る。
あとは1-2で示した通り、ニコタマでの加速は言わずもがな強力。
エネ以外に目を向けると、団体系の対象を増やす、殿堂の高いポケモンに変身するなどの用途での採用もよし。
この章では記載していないが、変身先の特殊能力が使えることも考えると楽しさ倍増。

しかし楽しいことだけも言ってられない。
以下の通り変身解除される場面は多い。

・入れ替え
・眠り、まひ、混乱
・特殊能力を消す効果
・「へんしん」対象が場から離れる

コイントスから始まり、多くの辛いことを乗り越えた先に「すごいへんしん」の世界が広がる。