Q卜部

ポケモンカード旧裏 研究と備忘録

特殊能力への妨害

特殊能力への妨害

~お題目~
1.はじめに
2.妨害目的
3.妨害手段と対策
4.採用傾向




1.はじめに
なんらかの特殊能力を取り入れたデッキを組む時、または相手の特殊能力を意識した際に見る内容です。
#特殊能力スキーな自分が、個人的に見返すための備忘録



2.妨害目的
まず「妨害」は「特殊能力の効果を消すこと」、としてここでは扱います。
どの特殊能力を妨害する想定なのか、攻め手視点で優先されるべき対象を主観で分類して一例を挙げていきます。


①ロック回避
「げんしのちから」
「アレルギーかふん」
「かがくへんかガス」
「とおせんぼ」
etc...

恐怖のロック対策。
「かがくへんかガス」については、まきちらせベトベトガスを使用し、
その後特殊能力を使用したい対象を進化させる、特殊能力一時的に使うことを想定します。
ねんちゃくえき」によるソフトロックの一時解除も意識します。


②突破
「なぞのかべ」
ニュートラルダメージ」
「Quiken」
「ダメージスワップ
「へんなこうどう」
エナジートランス」
etc...

詰み要素の壁、耐久対策。
突破困難な状況を打開します。


③加速妨害
「おいしげる
「ファイヤーリチャージ」
「あまごい」
「エネエネ」
etc...
加速を妨害し、次の相手の番は手張りエネ1枚を予測した動きができます。


④変身解除
「へんしん」
「すごいへんしん」
「ばける」
団体系ダメージダウンや変身元の最大HPダメージを与えた後にきぜつを狙います。


⑤ワザ反応系および何らかの行動時におけるリスク除去
「はんげき」「ショックボム」「ファイナルビーム」
「どくのたいえき」「ぼうぎょかふん」「だつりょくえき」「ぶんれつ」
「ちえくらべ」「かんでん」「まきびし」「おとしあな」
etc...
盤面を不利にする要素を取り除きます。



3.妨害手段と対策
特殊能力への妨害手段の分類をし、それぞれの受け手視点の対策を挙げます。

イメージ 1







イメージ 2






番外でピチュー(neo1)があります。
無色1エネで、お互いの場の特殊能力持ちポケモンに弱点・抵抗力を無視し20点と、非常に強力なワザです。
特殊能力を並べて使うデッキにはとても刺さる1枚です。
自分のベンチの鋼ドガース(シート赤)に10ダメ与えさせ「ぶんれつ」させる、
フーディンにダメを与え「ダメージシフト」のダメージ源とするなど、
自傷効果をうまく使えれば更に強力な動きができます。
対策としては、基本的なベイビィの対策手段と同様になります。



4.採用傾向
採用傾向の多い妨害手段を取り上げます。
※★は新殿堂、関東殿堂における殿堂ポイントを示す

・まきちらせベトベトガス
殿堂消費せず、プテラロックすり抜けやバリヤード(J)突破など、詰み場面を回避できます。
殿堂がないため最も多く採用され、1~2枚入る傾向があります。
使い捨てかつ全体にかかることに注意です。


ベトベトン(化石)★★★★
キングドラ(neo3)やホウオウ(PF)など特殊能力を使わないアタッカーがメインのデッキに入ります。
各種特殊能力によるロックをある程度意識しなくてもよい構築ができます。
エネ加速を封じることで、エネ展開速度を同じにさせるので、壁を置いてじっくりメインを育てることができます。
バトル場に呼ばれると面倒なので、先に1エネを張っておく、ふうせんの実をつけておく、入れ替え手段を用意しておくなどが必要です。


ププリン(neo2)★
わるいラフレシアプテラロック、団体系ばける解除、バリヤード(シート)など、
相手ベンチの置物に対して有効です。
バリヤード(J)をワープポイントなどでベンチに動かし、40ダメージ与えるという動きもできます。
エネなしで使えるのは強いですが、ベトベトン(化石)やカビゴン(シート青)に注意です。


・ブビィ(neo1)★★
自分の番まで効果が持続するので、各種ロックに有効です。
弱点をつけつつ加速/耐久を封じるメガバナにも強く刺さります。
他にはわるいクロバットと組ませると、進化で「モクモク」の効果は無効となるため、
一方的にわるクロラインはかみついて攻撃ができます。


・個人的に気になる1枚
「スタンウェーブ」は「なぞのかべ」突破の手段として使える場面はあるかもしれないと発見がありました。
エリウツと使うと妨害力アップ?



以上、特殊能力を存分に使える構築、ベストタイミングで使わせない手段を持つ構築を考える際に宜しければご参照下さい。