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ポケモンカード旧裏 研究と備忘録

やさしいマリルリをあじわう①

1.やさしいマリルリって何 ?

1-1 やさしいマリルリとは
 

・「やさしいマリルリ」という名前である。

・Lv37である。
・水ポケモンである。
・1進化ポケモンである。
・HP80である。
・ワザ「あわ」、「バブルジャンプ」を持っている。
・逃げるコストが1である。
・弱点が雷である。
・抵抗力はない。
・みずうさぎポケモン:身長0.8m、体重28.5kgである。
・イラストはYuka Morii。
・レアリティは★である。
・収録は「ポケモンカード★neo 拡張パック第4弾 闇、そして光へ・・・」である。


丸っこさがやさしさを引き立てるかわいらしい造形です。

 

悪そうな顔してもかわいい

 

やさしいポケモン特融のやや高いHPから繰り出される「バブルジャンプ」で
80打点以下の相手ならば30点与えながら耐久できる可能性を持つポケモンです。
「あわ」も使う場面はそこそこにあり、またデッキ構成によってはカツラのクイズ3と合わせられる場面もありそうです。
今回はユニークな効果を持つ「バブルジャンプ」を深堀していきます。

 
 
1-2 ワザ「バブルジャンプ」のこと
コインを投げて「おもて」なら、自分の控えポケモンを1匹選ぶ。その後、自分についている「エネルギーカード」を2枚はがし、選んだポケモンにつけ替える。つけ替えた場合、自分と自分についているすべてのカードを、自分の手札にもどす。(自分に控えがいないとき、このワザの効果はすべてなくなる。)
やさしいマリルリ、メインのワザです。

レディアンの「バトンタッチ」とカスミのヒトデマンの「スターブーメラン」が合わさったようなワザです。
効果をひとつずつみていきます。

 

エネルギーカードを付け替える効果について。
似たような効果の「バトンタッチ」は、ダメージあたえつつ”すべて”のエネルギーカードを移動させなくてはいけませんが、
「バブルジャンプ」は”2枚”と指定があり、3枚以上張ってあるエネルギーカードは手札に戻ります。これが大きな違いとなります。
基本的な動きは、やさしいマリルリに水(虹)+ニコタマがついた状態で控えのマリルorやさしいマリルリに移し(以降マリループ)、
次ターンはやさしいマリルリ以外のポケモンにエネルギーの手張り権を使う動きを考えます。

これで戦線を維持しつつ重いコストのポケモンをベンチで育てることが可能です。

 


マリループの動き
①エネルギーカード2枚をベンチのマリルに移動

②やさしいマリルリ含むついているカードすべてを手札に戻す
③ベンチのポケモンをバトル場に出す

 


他にエネルギーカードを移すという利点については、レインボーエネルギーのダメージなく目的のポケモンにつけることが可能となります。
悪エネルギーカードであれば「バブルジャンプ」の打点をあげつつ、控えのわるいor悪ポケモンにつける芸当もできます。(コインが裏の場合のケアは必須)
3枚以上張っているエネルギーカードは手札に戻るので、例えばきずぐすり/なんでもなおし配合エネルギーの使いまわしが有用です。

 

自分とついているカードを戻す効果について。
70点以下のダメージをなかったことにする強力な効果です。
ついているカードを戻すことについて、有効なカードを挙げていきます。
まずはプラスパワー、「スターブーメラン」で周知のとおり使いまわしできれば間違いなく強力です。
ディフェンダー、きのみはワザの試行回数を増やす保険ですが、回収できれば更に試行回数を増やすことができます。
あと面白いところでははんげきのツメが挙がります。相手を残りHP20以下にできれば、相手は攻撃以外の選択をとらせることもできます。
トレーナーカード以外では先ほど挙げた通り、きずぐすり/なんでもなおし配合エネルギーは有用です。
ダメカン除去で確定数をずらしたり、自分のスリープの「えんかくさいみん」を解除したり、「バブルジャンプ」の試行回数を増やすということに寄与してくれます。

 

カードを戻す効果の注意としては、相手の「ポルターガイスト」の打点を上げることになるかどうかに注意してください。
また序盤でベンチが少ないときや、マリルがいないときには下手に「バブルジャンプ」に成功してベイビィにつけたりなんかしたらエネの損失が大きくなりますので、
序盤の場の展開はしっかりする必要があります。
あとは相手のナツメの眼で流されることもありますが、手札枚数が増えているのでリカバリできる可能性は低くないと思いますが、やや注意が必要です。

忘れてはいけないワザの効果がコイン判定ということについて。
殴ってベンチに引くタイプのワザでいうと「こうそくスピン」「テレポートブラスト」「たつまきおこし」「おおごえでなく」など、
殴って手札に戻るタイプのワザは「ぱっときえる」などありますね。どれも確定で効果は発動します。
「スターブーメラン」のようについているカードを戻す効果があると、やはり確定はできなかったものと考えます。
やさしいマリルリのHPはやや高い80ですが、コインのウラが続けばバトル場に棒立ち、コンセプトは崩壊します。
延命させる方法を用意しておくことは肝要です。

 
 
1-3 プレイングなどなど
基本的な動きとしては、序盤はマリル*2、ベイビィを出せるよう動きましょう。
マリループに入れるならば、エネルギーカードの手張り権をサブアタッカーに使えるよう場に出しておきます。
やさしいマリルリディフェンダーやきのみで守りつつ、要所でプラスパワーでサイドひきつつ、中盤以降からはサブで攻められれば理想です。
マリループに関しては、ベンチのマリルが狙われると終了するので、なんらかの対策を考える必要があります。(「みやぶる」、ミニスカート、錯乱ジムなど)
マリルは4種類ありますが、上記の通りマリル状態で狙われることは常なので、HP50の個体がいいです。
ニコタマフル投入なら初手からマヒを狙えるANAが最有力候補ではあります。
 

(個人的にAtsuko Nishida氏イチオシイラストを入れると気持ち的に爆アド)
 

(こちらもAtsuko Nishida氏、雑巾のにおいがしようともマリルのかわいさは揺るがない)
 

話は逸れますが2023/3/24でアニメポケットモンスターが終わりましたね。
ケンジ(約17年ぶり)のマリルピカチュウと戯れててほっこり。
コンパンはモルフォンに進化してたけど、マリルはそのままだったのもよきです。

話を戻して、あと注意としては「バブルジャンプ」成功後は基本的にベイビィを出しますが、逃げコストを上げる効果が相手にある場合も対策をできるようにしましょう。(スタジアム投入)


やさしいマリルリ、上手いことハマれば相手の攻撃をすかしつつ、ダメージレースを有利に進めていく可能性を持つ一枚です。

 

次章では、浮いた手張り権はどうするか、サブアタッカーを見ていきます。

 

 

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