Q卜部

ポケモンカード旧裏 研究と備忘録

関東旧裏オフ(12/8)

関東旧裏オフレポ


【レポート】
708さん主催の2018/12/8に関東オフに参加しました。
今回使ったデッキは、超エネルギーリムーブを「サイコリンク」経由の「ゴミあさり」で使いまわしてエネを枯らしてLO狙いつつサイドもそこそことれる設計のデッキです。
カメやグドラやスライのいる環境では難しい内容ですが、普段まず見られないアンノーンYとヤマブキシティの健闘を見て欲しかったため使いました。

イメージ 1

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本戦前にスイカさんとフリー。
メタモンですよと事前に告知を受け、スイカさんはどんな可能性を見たのだろうとテンションアップ。
こちらも是非スイカさんに見て欲しい逆流FINDを握る。

序盤ナツメのゴース(ジム拡張2)とメタモンが見えた時「ナイトスピリッツ」絡みかなと想像。
しかしオーキドで捨てた中にやさしいウインディが。これは…?
そして出てくるタケシのロコン。これはタケキュウメタモン
メタモンがタケキュウに変身することでエネ単色で多色デッキが組める可能性の泉。
研究放置していたデッキなので正直とても興味深い。
ニコタマはフル投入に見え、デンリュウやゴローンが確認できた。
そして化け先にメガニウム登場。「おいしげる」でニコタマ1枚で起動とは…。
※後からスイカさんより訂正があり、「おいしげる」は草エネルギーカードを2個分の草エネルギーとして扱う効果なので、変身状態のニコタマ1枚では2個分の草エネルギーとなり、4個分の草エネルギーにはならないということ。
あと対戦中化け先対象に変身した場合、特殊能力は使えるかという話があったが、オフィシャルブックの変身解説には、「変身対象となっているポケモンを構成しているカードのうち、一番上にあるカードに書かれている内容をすべて持っており、」という記述から、特殊能力は使えるものとして見てよいと考えられる。
そうなると変身先のタケキュウが化ける対象を変えるたびにバトル場のメタモンも対象が変化することが考えられる。
#メタモンの今後の発展のために有識者でこの辺をハッキリさせる会議を開けたらよいなぁ。タケキュウ×メタモン難解…。
相手に合わせて弱点を突いていくデッキはタケキュウ自身での構築はあるが、現実的な運用ではワザの幅が狭くなり低コスト寄り=打点確保が難しい。
メタモンかますと、有色中打点以上出せるポケモンを1デッキに詰め込める。これは強い。
一方こちらは逆流ワニを使用。
ただやはりひねくれておりFIND構成。
作法4回収3で無理やりFINDを揃える。サイド落ちケアはご存知ロケ参2(4にしたい)コラッタで。
ワニはじっくり3ターンかけて準備。その間呼び出しおよび展開阻害のためミニスカ。
次ターンドロソFINDで展開というズルいコンセプト。
ワニ準備完了後は必要なピン差しカードを状況によりFINDで引っ張り、トラッシュ交換で使いまわす動きを想定。

対戦内容のほうは自分がそれはそれは酷いミスを犯しまくり、カード触らない壁打ちのみの普段の行いを猛省…。ホントご迷惑おかけして申し訳ありません。。
どこかで改めてお手合わせできたらと。。
しかしこのデッキの醍醐味、FINDミニスカサーチ⇒ポケモン回収でF回収⇒ミニスカ使用⇒FINDオーキドサーチというズルをお披露目できてよかった。

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そして本線。

■1回戦(ヘルガーグドラ:えぼそさん) 0-2 負け
・初手場
自分(後攻):アンノーンY
ミュウツー(プロモ:エネルギーきゅうしゅう)
相手(先行):デルビル(neo2)

・流れ
ドロソがなく、「イールド」も裏で山圧縮に失敗。
2ターン目に悪エネついたデルビルに前が落とされる。
ミュウツーにエネ張るもトラッシュにエネがなくドロソ引けずそのまま負け。
再戦し、鋼ついたナツメのフーディンを立て、超エネルギーリムーブのサイクルに持っていけるも、
ヘルガー(neo3)の「ダークフレイム」にいなされ結局悪エネが4枚張られる状態となり負け。
ヘルガーは完全にノーマークだった。
突風2+ダウジング1のカラスもかなり危険。
この組み合わせは序盤の猛攻から中盤の堅実さ終盤の詰めとバランスの良さをしみじみ感じる。

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デッキ紹介時間。
ワニは来るだろうと思っていたが、草枠はエリウツが使用率トップ。他にはストライク(シート緑)ベトン、キョウスピアー。
わるマタもメガバナもいないという状況。
あとはR団サンダー、ネルトプス、グドラ軸が複数名その他といった分布。
気になるところは超エネルギーリムーブ使用者が、自分含む4人。リムーブ*2使用者は2人。リムーブ環境になっていた。
あとは入れ徳ダウジングマシン。使用者11名。
これまでのB3さん効果が強く顕れている気がする。

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■2回戦(サカキのカイリキー:せつなさん) 6-2 勝ち
・初手場
自分(後攻):コラッタ(ロケット団)
ミュウツー(プロモ:エネルギーきゅうしゅう)
相手(先行):コラッタ(ロケット団)

・流れ
ビリリダマがお相手の場に出ている状態だったため、バトル場にミュウツーを置いて山掘って超エネルギーリムーブ準備。
しかしお相手はピィで手札増強をするターンが続き、こちらは数ターンかけピィ突破。
出てくるはコラッタ
でんこうせっか」と「サイコバーン」の応酬。
げっ歯類に圧される伝説ポケモン
激しい戦いが繰り広げられる。
コラッタHP10、ミュウツーHP30になった時点でサカキのカイリキーが満を持してマルマインを纏い登場。
ミュウツーが落とされる。
次ターンすかさずリムーブでエネを剥がす。
次になぜか「こんじょう」で裏になったリカバリを考えずに「メガバーン」宣言。(ここは確実にゴミあさり)
「こんじょう」判定は表。
2度目の「エネエネ」により臨戦態勢となり、サカキの切り札で完全な状態に。切り札カッコイイ。わるふざけケアもうまい。
しかし「ハリケーンパンチ」はまさかの全裏や、ヤドランの「へんなこうどう」でダメをよけつつ何度か耐え、
「こんじょう」4回目でサカキのカイリキーを鎮める。
この間「イールド」はポケモン回収での施行を含め7回連続裏が出る。サボるなー働けー。
ピィ、エネエネ3回、カイリキーでサイド残り1枚。
サイド/トラッシュに突風がないことを確認し、残り6枚の山をオーキドで引ききり突風握りHP10のお相手のコラッタを呼び出し、こちらのコラッタの「でんこうせっか」でフィニッシュ。
有利な対面のはずがプレミや根性のタフさにより冷や冷やした一戦。

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■3回戦(キョウのスピアー:人生あまくんさん) 5-1 勝ち
・初手場
自分(後攻):アンノーンY
ヤドン(化石)
相手(先行):キョウのビードル

・流れ
初手キョウのビードルから10受けた次ターン、アンノーンYは「イールド」に成功。
次ターンスピアー進化⇒「しんけいどく」or「キョウ」で落とされるだろうが既に超エネルギーリムーブを握っているため問題なし。
スピアー進化されるも「しんけいどく」は裏。
アンノーンYを逃がし、「イールド」成功から超リムーブコストにし、ナツメのユンゲラー「ライフダウン」は裏。
草が前につきターン終了。さすがアンノーン仕事している。
ナツメのフーディンに進化させ、超リムーブサイクル開始。「しんけいどく」はワープポイントで回避想定。
次ターン、ニコタマ/変わり身の術が前に張られ、なおかつ「キョウ」が使われる。
「ひっさつばり」の結果は、裏。漢だ。なんという肝冷えムーブ。
そのままリムーブサイクルで場のエネを枯らし、攻める。
途中キョウのコクーンから「どくどくえき」を使われるも裏。
回数稼がれると厄介なため、超リムーブで1枚付いている自分の鋼を剥がし、「メガバーン」で気絶させる。
2体目の「どくどくえき」は浴び、キョウのスピアーを絡めて落とされるも、事前にヤマブキシティジムによるエネ確保で後続へのリカバリはバッチリ。
有利な場を維持し、時間切れで終了。サイド差で勝利。

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■4回戦(ストライクベトン:KGさん) 3-5 負け
・初手場
自分(先行):アンノーンY
ミュウツー(プロモ:エネルギーきゅうしゅう)
相手(後攻):ブビィ(イントロ)
┗ストライク(シート緑)

・流れ
お相手たねなしからのマリガンで超リムーブドロー。
ロケット団参上でサイドにベトンが見え、こちらにHP40がいたので序盤で引かれると思い、
ミュウツー鋼*2とシンクロケーシィをアタッカーにし、ヤドン単品で超リムーブ回収でエネが枯れるかと想定して動く。(スラッシュダウン連続使用で常に1エネコスト逃げの動きをするため)
ドロソはオーキドとマサキ。
「エネルギーかいしゅう」用エネ落としとクルミ引くの目当てでマサキ。
オーキドと夜廃を引く。
ゴミあさりを連発できないプランで引きたくないものを引く。
イールド成功逃げから、ミュウツーにエネつけてワザはベイビィ判定失敗。
次自分のターン、オーキドドロー。
後ろのストライクの1エネを超リムーブで剥がしてオーキド展開。つらい。
ヤドランを用意しミュウツーにエネ張る。
お互いに攻撃開始。
プラパをからめ2ターンで落ちるミュウツー
ヤドランの変な行動もスラッシュダウン1回分でベトンによる打ち止め。
4積みされた学習装置でお相手の場のエネは淀みなく場に残り止まらないスラッシュダウン。
シンクロウェーブ」や「ライフダウン」でも応戦するも縮まらないサイド差。
エクストラターンになり、こちらサイド3、お相手サイド2、こちらのターン。
同サイドに持っていこうと「ライフダウン」で残りHP10になったストライクを無視しミュウツーの「エネルギーかいしゅう」⇒鋼超。
次ターンベトベターが出てきて「べとべと」⇒表
次ターンワープポイントで戻し麻痺解除、お相手ブビィが出てくる⇒裏
最終ターン、ダウジングで突風、ケーシィ呼ばれてサイド引かれる。
一回でもゴミあさりで超リムーブ挟めば違ったかもしれなかったが、1ターンも1エネも無駄にできない対戦だった。

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結果発表。
優勝はワニカメの柚樹さん。
有用なトレーナーに殿堂を割かず、二大アタッカーをフルに2枚ずつ充て、ラプラスとピィの壁、育て屋なし交換おじさん4枚という内容から安定さを感じます。
やりたいことをシンプルにまとめている美しい構築です。

準優勝はemptyさん。
過去2度大地雷デッキを組んできている個人的に大注目の方ですが、今回は大真面目です。
コンセプトに沿って綿密に考えられているカードチョイスはとても参考になります。
あとお付4枚でメインは立てやすいとはいえドロソ12枚(内訳:オーキド、ウツギ、マサキ)で回すのは凄い。

自分は2-2で13位くらいでした。
そしてありがたいことにデッキ賞(柚樹さんと同数票)を頂けました。
陰キャデッキ使い万歳!
あぷーさん超しか使わないですよね、と言われたのでいえいえそんなことはと言いつつ思い返すと、
初参戦:わるクロバリヤード
2回目:わるいゴルダックヨルノズク
3回目:わるヘルカラスメタモン
4回目:超メタモン
そして今回の、ほぼ超しか握ってないですね。

あとユークさん土産のマルセイバターサンドこれ大好物です。ごちそうさまです。

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その後フリーで旧裏熱の高さを感じるすどうっどさんと対戦。
こちら超メタモン、お相手は錯乱わるゲンとゲンガー対決。
初手ゴース、お相手ヤドンで先行。
ドロソなくゆっくりとしたスタート。
次自分のターン、ゴーストに進化しサイド1枚ゲット。
ベロリンガ登場。
ゴーストでうまいこと混乱にさせることに成功。
ゲンガーに進化し自傷ダメージと「ナイトヘッド」でベンチのピィを落とす。
お互いに展開し始め、わるいゴーストがベンチにでる。
メタモンが「すごいへんしん」に成功し、わるいゴーストに変身。
サイド稼ぐ目的でお相手のベンチにピィを出す。
しかしせまいジムで回収されてしまう。
その後わるいゲンガーが立つもエネが1だったため、
逆指名「ナイトヘッド」、HPを10にし、次自分のターンで「のろい」によりきぜつさせる。
ベンチのバリヤード(J)の学習装置を発動させないことに成功。やはり「のろい」強い。
錯乱ジムがでるも、展開はドリオができてないのみだったので、ゆっくりとダメを稼いでいく。
2体目のわるゲンが立ったので、ジム張替えからの展開、ドリオを立てる。
1エネ張ったメタモンが変身成功したので、すかさずわるゲンに変身。
ニコタマ張って場を荒らし、そのまま勝利。
こちらの変身コインやお相手の錯乱が序盤に来なかったことにだいぶ助けられた内容であった。

(のろいゲンガーも楽しいのでぜひ使ってその強さ確かめてほしいです)

今回も旧裏成分をたくさん摂取できて大満足の一日でした。
主催の708さん、対戦してくれた/旧裏トークにお付き合い頂いた方ありがとうございました。

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【採用カード一部集計】
個人的に気になるカードのざっくり集計コーナー。
デッキと内訳をゆるくピックアップし雑に所感。

イメージ 2


前回の関東殿堂初のオフとデッキを比べると、
ワニ増加をはじめに、草、鋼が増加。
カメも意識されてか、R団サンダーが増加。
メガバナやわるマタはおらず、水の流行りが予想され炎は完全に消えたが、708さんが意図した旧裏らしさが前回より強く出ているように感じる。

使用カードで気になるところは、まずダウジングとリサイクルの使用率の高さ。
引っ張られ超リムーブ使用率が増加していることがうかがえる。
特殊エネおよびエネエネにはつらい環境。

ドロソはエリカ採用がちらほら目立ち、クルミなしなども見え、デッキに合わせた構成が見てて楽しめる。

まきべとの使用率が増加。
押し上げたのはワニ。メガバナへの対策と考えられる。

ポケモン交換おじさんはたねメイン、エリカ以外であれば3枚以上で安定して採用されている。
個人的にはキョウスピアーのポケモンサーチなし(たねはキョウポッポ)が漢らしくて拍手。

ロケット団参上採用が減っている。
優勝者の構築にあるようなメインポケモンを細くせずサイド取れる構築に強みを感じている流れか。
ここからピン差しでの面白い構築を期待。

少し気になるところは前回よりジムの採用枚数が全体的に減っている。
ジムで悪いことできる環境になってきた。
あとジム関連ではダウジングの流行りからポケモンタワー採用が増えると見込んだがはずれた。
メラメラパラセクトタワーなんてくるのかなぁと…。
(参考:以下スイカさん記事より)
http://blog.livedoor.jp/aqwsderft/archives/48854992.html?p=2

ベイビィは採用が減っている。
ピィやイントロ系の使いやすさはありわるクロもいない環境だが、
それよりデッキにとって汎用性の高い、コンセプトを昇華させるカードに替えられたか。

カラス採用減。よいことだ。

エイパム使用増加。
ナツメのスリーパー、わるいゴーストでのベンチロックが刺さる場面が出てきている。
(笛でいいよね)

画像内に記載していないが、バリヤード(シート青)の採用は0。
強力な能力ではあるが受け身であり、殿堂P使ってデッキパワーを下げるネガティブさが顕れたか。
あとププリン(neo2)もワニには採用0。
ワニ使うときは個人的にパラセクト(neo3)が恐いのでプテラ(化石)もまとめて見られるため入れたい衝動に駆られるが、トラッシュ交換で使いまわせるまきべとに置き換え、ほかの有用な殿堂カードに変わられたと考える。

年ごとに関東殿堂は改訂されるので、ここからどうまた変遷があるのか今から楽しみである。


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最後に。
暮れの挨拶にはまだ少し早いですが、今年もよい旧裏ライフを皆さまのおかげで送れました。
来年もまたどうぞ宜しくお願い致します。



おしまい